土地の条件決め
下記記事で自分達のマイホームへの要望を整理した結果、建坪として最低50坪程度は必要になる事が分かりました。従って通常の2階建で建築面積を25坪、建蔽率を60%と想定すると、最低でも25÷0.6=42坪程度の土地が必要な計算です。また駐車場なども勘案すると、トータルで50坪程度の広さが必要と考えました。
また面積以外にも土地に関して下記のような要望がありました。
- 土地面積について
- 50坪程度
- 立地について
- 自宅から小学校まで徒歩10分以内
- 最寄りの駅から自転車で10分以内
- ハザードマップで甚大な洪水や土砂災害のリスクが少ない
- 道路付けについて
- 接道している道路が交通量の多い幹線道路ではなく、車の出し入れがしやすいこと
- 車を複数台並べて駐車できるように旗竿地ではなく整形地であること
- 価格について
- 国土交通省の不動産取引価格情報検索で検索した近隣エリアの数年分の取引事例と比較して割高でないこと
https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet
- 国土交通省の不動産取引価格情報検索で検索した近隣エリアの数年分の取引事例と比較して割高でないこと
- その他条件について
- 建築条件付土地ではないこと。補足すると、建築条件付の土地は、原則としてその土地を売り出しているハウスメーカーと建物の建築請負契約を結ぶ必要があります。私達は土地の条件に合わせたプランを複数のハウスメーカーに検討頂いた上で、最も良い条件を提示頂いたハウスメーカーと契約したいと考えていたので、売主側の立場が強い建築条件付きの土地は候補から外していました。
土地探しの方法について
上記のような条件を満たす土地をSUUMO、HOME’S、at home等のポータルサイトで探したり、ハウスメーカーにも探して頂きましたが、なかなか見つかりませんでした。というのも、このあたりのエリアは建売業者が強く、条件が良い土地はことごとく建売業者が押さえてしまう傾向にありました。また、稀に良い条件の土地が出ても、建築条件付きであることが殆どで、建築条件無しの物件についてはこちらでプランを検討している最中に他の人に買われてしまうという厳しい状況でした。
そこで競争の激しいポータルサイトで探す事には見切りをつけて、希望エリアを歩いて回り、更地や築年数の古い戸建の「売物件」の看板を見つけたら、不動産会社に問い合わせをするという事を地道に繰り返しました。なかなか条件面では折り合いが付かなかったものの、マイホーム用の土地を探している事、希望条件についてご説明して、もし条件に合う物件が出てきたらポータルサイトに掲載する前にご連絡を頂きたいとお願いする事で、複数の不動産会社との直接的な繋がりができました。
その後しばらくしてから、売看板をきっかけにご縁のできた会社からご連絡があり、ある土地をご紹介頂くことができました。概ね希望の条件を満たしていたのですが、住宅密集地で日当たりの悪い北道路の土地という点が気になりました。そこで、買付を入れる前に北道路の土地でも理想のマイホームを建てる事ができるのかどうかについて真剣に考えてみました。
北道路の土地について
今回の売地周辺は下図のようなイメージで、道路に接道している北側以外の面は、既存の住宅に取り囲まれており、一見すると日当たりを確保する事が難しい印象を受けました。
しかしながら、調べていくと北道路の土地には下記のようなメリットもある事が分かりました。
- 北側から光を取り込む必要性が薄いため、思い切った窓のデザインが可能で、道路側から見た時にスタイリッシュな外観を作りやすい。
- リビングを南側に配置できるので、道路を通行する人の視線を受けずプライバシーを確保しやすい。
- 人気が無いため土地の価格が安く、建売業者との競合も発生しにくい。
またどうしてもデメリットとなってしまう日当たりについては、思い切ってリビングを2階に配置する事でクリアできると考えました。このような考察の結果、北道路の土地であっても自分達の理想のマイホームは実現できると確信し、土地の購入に至りました。
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